不要品の処分の話

日々ミニマリストを目指して楽しんでいる。家の中から不要品をどんどん見つけ出して処分していくことが快感になってきたようだ。

ところで不要品の処分といっても、これがなかなか大変で工夫と細かい作業が必要となる。もちろん売却やリサイクルに出せれば理想的であるが、価値がないから不要なわけで状態の良いものや他人に譲れそうな品物は少ないのだ。

手間を惜しまなければ、メルカリやネットオークションに出すという手もあるのだろうが、何しろ出品から配送までの手続きが面倒くさいと思ってしまってなかなか実行できない。ましてや後でクレームなどあれば精神的にも楽しくないだろう。

ということで、何となくもったいないとは思いつつ、やはりゴミとして処分してしまうモノが圧倒的に多い。現在、家のガレージには不要品が次々と運び込まれている。

ここからどんどんと不要品を処分する必要があるのだが、俺はもともと家のゴミの出し方や分別の仕方もよく分かっていなかったので大変だ。今まではすべて妻に頼っていたのだが、ミニマリストを目指すと決めた以上、ゴミの分別くらいは知っていないと笑われるだろう。

可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源再生物(ビン、カン、プラ、金属、衣類、紙と段ボール)、粗大ゴミ、有害ゴミと訳が分からなくなるくらいに分別が多い。ちなみに資源ゴミとは言わずリサイクルできるものは資源再生物と呼ぶらしい。

衣類はどれ? 毛布はどれ? カバンは? 扇風機や石油ファンヒーターは不燃で出せる? ハンガーはワイヤー、プラスチック、木製があるけどこれはどうすればいいの?

とにかく妻に聞きまくり、彼女も分からないものは行政のホームページで調べて教えてくれる。CDは不燃? ビデオテープは可燃?  それはなぜ? かなりややこしいなぁ。

日本のゴミの分別はすごい。実は調べてもよく分からなかったモノを、実験的に混ぜて袋に入れて不燃ゴミの日に出してみたが、見事に回収されずに残されていた。いろいろと混ぜてしまうとキチンと分別していないど判断されてしまうようだ。

自分で出したゴミ袋が、回収不能のシールを貼られて夕方になっても残っていたので、近所の目を気にしつつ慌てて引き揚げてきた。

その後は整理するたびに大量に出る不要品を、汗だくになりながらも細かく分類して袋に詰めたり紐で縛ったりしている。こんなことはミニマリストを目指さなければ絶対にやっていなかったことだろう。

結婚してから25年近く経っているが、これまで家のゴミのことは妻に任せきりだったことを少し反省。妻はどんな理由であれ、俺がゴミの分別や処理を自主的にやっていることを喜んでいるようだ。

書斎の整理で、なんと過去に愛用していた古いノートパソコンが3台も出てきた。壊れているモノもあるがハードディスクにいろいろと個人情報や仕事の機密事項が残っているかもしれないと心配して処分できずにいたのだ。

今回はこのパソコンも専門の引き取り業者に依頼した。いろいろネットで調べて「リネットジャパン」というネットオフが経営している業者に委託することにした。有料(1台3000円)となるが壊れたパソコンでもデータ消去を実施してくれる。更に500円で消去証明書の発行もしてくれるらしい。

無料で回収とデータ消去してくれる業者もあるようだが、パソコンだけは処理を信頼できる業者に任せたいと思った。リネットジャパンの回収方法は国から認定を受けた正しい回収ルートだそうで、全国の自治体とも連携していて安心できる。メールで予約すると早速、記入済み伝票を持って佐川急便が回収に来てくれた。

以前にブログに書いた通り、CDや古本は買い取り業者を利用している。それから昔の趣味だった盆栽関連のグッズや専門書などは、盆栽業者に持っていけば買ってくれそうなのでこれから試してみたい。

あとは多少でもお金になりそうなのは、腕時計と一眼レフカメラくらいだろうと思う。いずれはお金になろうがなるまいが、すべて処分してしまうつもりだ。

このように処分するモノが次々と出てくる状態こそが、ミニマリズムの醍醐味なのかもしれない。

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